このブログちょっと遅いかも?ロリポップ・ライトプランの速度を計測!
この記事について
このブログはロリポップのライトプランで運用しているのですが、最近ちょっと表示が遅い気がしてきました。
そこで、何がネックになっているのかを調べるために、まずは現在の状況をしっかり計測しておくことにしました。
🎀 今回は“高速化する前”のデータをしっかり記録するよ〜っ!
表示速度が重要な理由
ブログの表示速度って、実は想像以上に読者の行動に直結しています。
Googleの調査によると、ページの表示に3秒以上かかると、ユーザーの約半数が離脱してしまうとも言われていて、
特にモバイル環境ではその傾向がさらに顕著になります。
検索から来てくれたのに、なかなか開かないせいで「戻る」ボタンを押されてしまったら、もったいないですよね。
そうなるとSEOにも影響が出てきて、アクセス数や滞在時間にも悪影響が……。
🎀 せっかく来てくれたのに、開く前に帰られちゃうなんて悲しいよ〜っ
ブログって、内容ももちろん大事だけど、
“スッと開くかどうか”って、意外と読者の印象に残るんですよね。
特にスマホでのアクセスが多くなってきた今、
ページが2〜3秒も開かなかったら「戻る」ボタンを押されちゃうのも無理はありません。
Googleも表示速度を検索順位の評価に使っているので、
SEO的にもそろそろ“ちゃんと速くする努力”が必要になってきた感じです。
自分自身も、WordPressの管理画面でブログの記事を編集しているときにも、
たまにレスポンスが遅かったり、一瞬エラー画面が出ることがありました。
更新ボタンを押してから反映されるまでの“間”が妙に長いこともあって、
ちょっとストレスに感じる場面もちらほら。
🎀 書いた記事がちゃんと保存されたか心配になるやつ〜っ
現在の契約プラン
冒頭にも書いたように、このブログは長らくロリポップの「ライトプラン」で運用してきました。
実はこの「ライトプラン」、12ヶ月契約だと月495円(税込)。
一方で、上位の「ハイスピードプラン」は、36ヶ月契約で月550円(税込)。
※ 2025年7月4日現在の料金です。
えっ?そんなに変わらないの!?って自分でも驚いたんですが、
価格がほぼ同じなのに、速度も容量も、独自ドメイン2つ無料も付いてくる。
🎀 じゃあ、変えない理由ってどこにあるの〜?
……ほんとですよ。
契約を見直してみたら、なぜか自分は2002年から使ってるのに、12ヶ月契約のままだったっていう。
ちょっと自分に「バカヤロー!」って言いたくなりました(笑)
なぜ計測するのか?
上にも書いたように、体感では、「ちょっと遅いな……」と思うこともしばしば。
特に朝方や深夜はまだマシですが、平日昼間や夜は、トップページの読み込みに2秒以上かかるような印象があります。
いきなり「ハイスピードプラン」に契約変更してもいいのですが、
契約変更による効果がどのくらいあるのかを知りたいということ、
それと、ブログのネタになるかも?(これが大きいな理由)
っていうのがあります。
そんなわけで、この機会に一度、きちんと計測しておくことにしました。
🎀 今回は“高速化する前”のデータをしっかり記録するよ〜!
使用した速度計測ツール
ツールと言っても、ローカルのPCで計測するのではなく、
計測サービスを実行してくれるサーバーを使います。
今回は、無料で使える次の2つを選んでみました。
GTmetrix(バンクーバー)
- GTmetrix のサイトは こちら
- 世界的に有名な速度測定ツール
- 無料版は月5回までの制限あり
- テストサーバーはカナダ・バンクーバー固定(日本からの体感とズレあり)
Pingdom Tools(東京)
- Pingdom Tools のサイトは こちら
- 無料・無制限で使えるオンライン測定ツール
- 東京からの測定ができる!
- 測定後に HARファイル(詳細な通信記録) をダウンロード可能
GTmetrixでの測定結果
GTmetrixでは、同じページでも時間帯によってスコアが大きく変わる傾向が見られました。
これはレンタルサーバー(共有サーバー)ならではの“混雑”が影響している可能性が高いです。
測定時間帯 | Performance | LCP | Fully Loaded | Grade |
---|---|---|---|---|
早朝 | 81% | 1.9s | 3.2s | B |
朝9:45頃 | 57% | 2.2s | 3.5s | C |
昼間 | 60% | 2.0s | 3.3s | C |
夕方 | 58% | 2.1s | 3.4s | C |
深夜23:37 | 42% | 3.7s | — | D |
- LCP(Largest Contentful Paint)は1.9〜3.7秒と大きな開き
- スコアがB〜Dまで変動し、読み込み時間にも最大1.5秒以上の差
- 最も重かったのは深夜帯(サーバーが北米だからかも)
ページサイズやリクエスト数は変わらないのに、時間帯によってパフォーマンスが大きく異なることが確認できました。
🎀 日本の深夜は北米では朝だから、ビジネスタイム突入の影響かもよ?
調子よく計測してたら、「契約してね。Freeはここまで」って。
えっ?回数制限あったのか~。
GTmetrixの無料枠、気づいたら5回使い切ってた〜💦
🎀 これじゃあ続きが測れないよねぇ
しかもこの制限、月単位でリセットなんですよね……。
気づいた時にはすでに遅くて、「あ〜月初なのに全部使っちゃった〜!」という後悔の嵐。
🎀 最初から冷静にスケジュール決めておけばよかったかも〜💦
ちなみに、GTmetrixのMicroプラン(USD5/月)に加入すれば、100回まで測定できるんですが……。
それと、バンクーバー以外のサーバーも選択できるらしいです。
でも、今回のように“1記事のためだけ”だと、ちょっと躊躇しちゃう。
🎀 ツールとしてはすごく優秀なんだけど、気軽に課金するにはちょっとだけ迷うよね〜
Pingdomでの測定結果(東京)
GTmetrixの無料枠を使い切ってしまったため、急遽切り替えたのがこのPingdom Toolsです。
こちらは無料かつ無制限で利用できるのが魅力。
しかも、テストサーバーに東京を選べるので、日本国内からのアクセス環境に近い結果を得ることができます。
実際、「しゃちらぼ」の訪問者はほとんどが日本国内からのアクセスだと思うので、この“東京サーバーでの測定”という点はかなり重要です。
さらに便利なのが、測定結果をHARファイルがダウンロードできるという点。
これは、読み込みにかかったすべてのリクエストの詳細(開始時刻、応答時間、転送サイズなど)が含まれたJSONファイルで、
後からじっくりとネットワーク挙動を確認したいときにとても役立ちます。
🎀「画面で見て終わりじゃなくて、“あとで解析したい派”にもやさしい設計だよ〜っ」
Pingdomでも、同じ時間帯でもテストごとに若干のばらつきがあります。
以下は実際の測定結果の一部です:
測定時間帯 | Load Time | Performance Grade |
---|---|---|
11時頃 | 3.34秒 | C(79) |
16時頃 | 2.26秒 | C(79) |
18時頃 | 3.10秒 | C(79) |
19時頃 | 2.40秒 | C(79) |
22時頃 | 4.14秒 | C(79) |
- ページサイズはすべて 3.6MB
- リクエスト数は 49〜50件
読み込み時間に2秒台〜4秒台と大きな幅があるのは、やはりレンタルサーバー特有の混雑や帯域共有の影響だと考えられます。
🎀 テストのたびに結果が変わるなんて…やっぱり“安定した速さ”って大事だよね〜!
それと、GTmetrix の計測結果と似ていて、夜の時間帯で遅くなっているのが分かります。
ロリポップへのアクセスが深夜帯に多くなっているのが原因な気がしてきました。
🎀 サーバーの混雑タイミングって、体感にもちゃんと出てくるんだよね〜
HARファイルを解析してみた
Pingdomの測定から得られるHARファイルを解析してみると、ページのどこに時間がかかっているのか、より詳細な傾向が見えてきました:
- HTML本体の応答に 1.5秒以上かかっている(サーバー応答が遅い)
- 画像読み込みは比較的スムーズ
- JavaScriptやreCAPTCHAは目立って重くはない
つまり、ボトルネックは「最初の1バイトが返ってくるまでの時間」 にありそうです。
さらに詳しく見ると、wait
タイム(サーバー応答までの待機時間)が 3秒以上に達しているケースもありました。
"timings": { "dns": 89.75, "connect": 11.03, "ssl": 9.29, "wait": 3331.50, "receive": 2.07, "send": 0.20 }
このように、HTML本体が返ってくるまでに 3.3秒近く待たされている状態です。
これはサーバー側の初期応答が非常に遅いということで、回線やフロントのCDNよりも「レンタルサーバーの処理能力」が主な原因と見られます。
🎀 表示が始まる前に、裏で“もたもた準備してる”って感じだね〜
つまり、速いプランにしたら、そこが一番改善しそうなんだよ〜!
画像ファイルの高速化
ちなみにこのブログでは、画像ファイルの形式も速度に多少影響しています。
ブログを始めた当初はPNG形式を多く使っていましたが、最近ではできるだけWebP形式に切り替えるようにしています。
WebPはJPEGやPNGよりもファイルサイズを大幅に小さくできる次世代画像フォーマットで、ほとんどの主要ブラウザに対応済みです。
それでもまだ「マイナー感」があるのは、制作環境やCMSの初期設定が対応しきれていないケースがあるから。
でも実際には、“軽くて速い”ページ作りにはかなり有効なんですよね。
🎀 WebPは“軽くてキレイ”のいいとこ取り!って感じだよ〜
WebPとは?
WebP(ウェッピー)は、Googleが開発した次世代の画像フォーマットで、JPEGやPNGよりも大幅にファイルサイズを圧縮できるのが最大の特長です。
- JPEGよりも高圧縮&高画質
- PNGのように透過も対応(αチャンネルあり)
- ロスレス/ロッシー両対応
- Safari、Chrome、Firefoxなどの主要ブラウザに対応済み
ほとんどの閲覧環境ではすでに問題なく使える状態ですが、
- 一部CMSではまだJPEG/PNGが標準だったり、
- Web制作の慣習で“とりあえずPNG”という運用が残っていたり、
といった背景から、「少しマイナー感」があるように思われがちです。
🎀 でも実は、もう“主流入り目前”ってくらい使えるフォーマットなんだよ〜!
まとめ
というわけで、
今回は「ハイスピードプランへの移行前に、ライトプランの速度をしっかり測っておいたよ!」という回でした。
PingdomやHARファイルの解析を通して分かったのは、やはり現在の遅さの原因は“サーバー応答の遅さ”にあるということ。
つまり、ハイスピードプランのようにより処理性能の高いサーバーに切り替えることで、かなり改善される可能性が高いということが分かりました。
🎀 やっぱり“ボトルネックが分かる”って、プラン変更の後押しになるよね〜っ
この先、実際にハイスピードプランに切り替えて、同じ方法・同じ時間帯で再計測した結果を比較していきます。
果たして本当に速くなるのか?それとも……?
🎀 今度は“ハイスピードだとどうなるのか!?”を検証するよ〜っ
この記事を書いた後、ハイスピードプランに変更しました。
🎀“ハイスピードプラン”にアップグレードして再測定もしたよ!
ライトプランと比べたらどれくらい速くなったのか…結果はぜひこっちでっ📈」
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🎀 『Pingdomってどう使うの?』みたいな質問もOKだよ〜!」
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