Greaseweazle互換ボード サポートページ

Greaseweazle互換ボード サポートページ

このページは、しゃちらぼ版 Greaseweazle互換ボードについて、
購入を検討している方や、すでに購入された方に向けたサポートページです。


はじめに


しゃちらぼ版Greaseweazleボード

[しゃちらぼ版 Greaseweazle互換ボード]

ここでは、しゃちらぼ版Greaseweazleボード固有の内容を中心に、
このボードで何ができるのか、本家Greaseweazle v4.1との関係、追加している機能、接続時の注意点などをまとめています。

基本的な使い方やソフトウェアについては、本家Greaseweazleの情報を参照してください。

👉 Greaseweazle 本家 のGitHub

しゃちらぼ版ボードの情報は、以下のGitHubも参考にしてください。

👉 Greaseweazle しゃちらぼ版 のGitHub


Greaseweazleってなに?

Greaseweazleは、USB経由でPCとフロッピーディスクドライブを接続するためのインターフェースです。

一般的なUSB接続のフロッピーディスクドライブは、WindowsなどのOSが対応している形式のFDを、通常のドライブとして扱うためのものです。

一方、Greaseweazleは、FDDから読み取った信号をPC側の専用ツールで処理することで、Windowsから普通には読めないフロッピーディスクの内容を読み取ったり、ディスクイメージとして保存したりするために使われます。

たとえば、古いPCやワープロ、レトロPCなどで使われていたFDは、現在のWindowsにUSB-FDDを接続しただけでは読めないことがあります。

Greaseweazleを使うと、そうしたFDをファイル単位ではなく、ディスク全体の情報として読み取ることができます。

扱う内容は、ディスク上のファイルだけではありません。
フロッピーディスクに記録された磁気情報を読み取って、そのまま保存することもできます。

そのため、Greaseweazleは「WindowsでFDを開くためのUSB-FDD」というより、FDDをPCから制御して、FDの内容を読み取るための道具です。

ただし、Greaseweazleを使えば必ずすべてのFDが読める、というものではありません。
使用するFDD、FDの状態、記録形式、ソフトウェア側の対応状況によって、読み取れるかどうかは変わります。


購入前の注意点

  • 使用するFDDは、利用者側で用意する必要があります。
  • 本ボードを使用しても、フロッピーディスクの内容が必ず読み取れることは保証できません。
  • FDは、見た目がきれいでも、長期保管により磁性体などが劣化している場合があります。
    未使用品であっても状態を外観だけで判断することは難しく、 読み取りや書き込みが必ず成功するとは限りません。
  • FDDによって、対応しているディスクの種類やフォーマットは異なります。
    読み取りたいFDに対して、使用するFDDが対応している必要があります。
  • 場合によっては、FDD側のジャンパー設定や仕様を、自分で調べる必要があります。
    本ボードは、自分で調べながら試行錯誤できる方向けです。

本ボードについて

  • 本ボードは、Greaseweazle v4.1をベースにした互換ボードです。
  • 基本的な接続方法、ジャンパー設定、ソフトウェアの使い方については、本家Greaseweazle Wikiの v4.1 向け情報を参照してください。
  • 本家Greaseweazle Wikiは英語ですが、必要に応じてブラウザの翻訳機能などを利用して確認してください。
  • 本ボードでは、Greaseweazle v4.1をベースに、以下の点を追加しています。
  • PC-9801用FDD向けのジャンパー
  • FDD用12V電源への対応
  • ボードサイズ、ネジ穴、コネクタ、ジャンパーの位置も、できるだけ本家Greaseweazle v4.1に近づけています。
  • ボードの設計データーはGitHubで公開しています。
    👉 Greaseweazle しゃちらぼ版 のGitHub

Greaseweazle互換ボードの仕様

項目内容
MCUAT32F403A
FDDインターフェースIDC 34pin
FDD電源出力Bergコネクタ
12V入力 (5′ FDD用)DCジャック 5.5 / 2.1 mm、センタープラス
USBUSB Type-C / USB 2.0
基板サイズ50 × 95 mm
ネジ穴サイズM2.5

12V入力は、主に12Vを必要とする5インチFDD用です。
基板本体や、12Vを使用しない3.5インチFDDを使用する場合は、USBからの電源のみで動作します。


ファームウェアについて

このボードには、出荷時点でファームウェアを書き込み済みです。
購入後に利用者側でファームウェアを書き込む必要はありません。

本家Greaseweazleのファームウェアをそのまま使用しています。
そのため、必要に応じてGreaseweazle Host Toolsからアップデートできます。

ファームウェアおよびアップデート方法については、本家Greaseweazleの公式情報を参照してください。


12V電源について

本ボードには、12VのDCジャックがあります。

12V DCジャック

この12V入力は、主に12Vを必要とする5インチFDD用です。
基板本体や、12Vを使用しない3.5インチFDDを使用する場合は、USBからの電源のみで動作します。

12Vを使用する場合は、12V / 1A以上のACアダプタを使用してください。
DCプラグは 5.5mm / 2.1mm、センタープラス です。

基板上のFDD電源コネクタ近くに、+12V ENABLE と書かれたジャンパーがあります。

FDD電源のbergコネクタ

このジャンパーを CLOSE すると、FDD電源コネクタの pin 4 から12Vが出力されます。
一般的なFDD電源ケーブルでは、12Vは 黄色のワイヤー です。

12Vを必要とするFDDを使用する場合だけ、12V ENABLE ジャンパーをCLOSEしてください。

3.5インチFDDなど、12Vを使用しないFDDを接続する場合は、安全のため 12V ENABLE ジャンパーを OPEN にしておくことをおすすめします。

このジャンパーは、12Vを使用しない環境で誤ってFDDコネクタに12Vが出力されないようにするために設けています。

誤った電源接続やジャンパー設定は、FDDやボードの故障につながる可能性があります。
12Vを使用する前に、FDDの電源仕様とケーブルの接続を必ず確認してください。


PC-9801用FDD向けジャンパーについて

本ボードでは、PC-9801用FDDに対応するため、IDCコネクタの一部信号にジャンパーを追加しています。

以下のピンについて、ジャンパーでGND接続 / 切り離しを選べます。

IDCピン信号名本ボードからの方向
1300/360, DriveOut
3WINDOWIn
7FM/MFMOut
11SYNCOut
17DRIVE SELECTEDIn

ジャンパーを CLOSE にすると、該当ピンはGNDに接続されます。
ジャンパーを OPEN にすると、GNDから切り離されます。

PC/AT用のFDDを使用する場合は、Greaseweazle v4.1本来の回路に合わせるため、これらのジャンパーは CLOSE にすることをおすすめします。

PC-9801用FDDを使用する場合は、使用するドライブや接続条件に応じて、各ジャンパーをOPEN / CLOSEしてください。

なお、これらのピンはGreaseweazle側からソフトウェアで制御するものではありません。
本ボード上では、GNDに接続するか、GNDから切り離すかをジャンパーで選択できるだけです。

OPEN時の信号状態や、FDD側での扱いについては、使用するFDDや外部回路側の仕様を確認してください。


5インチ変換基板について

5インチ変換基板は、IDC 34pinケーブルを、5インチFDDのエッジコネクタに接続するための基板です。


5インチ用変換基板

[5インチFDD用変換基板]

片方が IDC 34pin、もう一方が エッジコネクタ 34pin になっています。

エッジコネクタには、3/4pin と 5/6pin 間にあるキースロットに関係なく嵌めることができることに注意してください。
つまり、向きを間違えて裏返しても接続できてしまいます。

IDCコネクタ側も同様に、向きを間違えても接続できてしまう場合があります。
逆に、pin 3 や pin 5 がキーになっているIDCケーブルは、この基板には刺さりません。

基本的に、すべてのpinが 1:1 で接続されています。

ただし、pin 10、12、14、16 は、基板上のジャンパーで、ひねり接続にできます。

これは、PC/AT用FDDでドライブを指定する場合に使用します。
ケーブルを加工しなくても、基板上のジャンパー設定で複数ドライブ構成に対応できます。

使用するFDDや接続構成に合わせて設定してください。

エッジコネクタやIDCコネクタは、向きを間違えても物理的に接続できてしまう場合があります。
誤った向きで接続すると、FDDやボードを破損する可能性があります。

接続前に、pin 1 の位置とケーブルの向きを必ず確認してください。


付属ケーブルについて

本ボードは、基板単体ではなく、ケーブル類とセットで頒布している場合があります。


Greaseweazle互換基板セットの一例

[しゃちらぼ版Greaseweazleボードセットの一例]

頒布内容は出品時期やセット内容によって異なるため、実際の内容物は出品ページの記載を確認してください。

電源ケーブルとして、以下のケーブルが付属する場合があります。

  • ペリフェラル電源コネクタ オス側ケーブル
  • ペリフェラル電源コネクタ メス側ケーブル

3.5インチFDDを使用する場合は、これらを接続して、両端がBergコネクタになるようにして使用します。

5インチFDDを使用する場合は、FDD側にペリフェラル電源コネクタのメス側を接続して使用します。

ケーブルの長さが足りない場合は、ペリフェラル電源コネクタのオス / メス延長ケーブルを利用者側で用意してください。

電源ケーブルを接続する際は、向きとピン配置を確認してから接続してください。
誤った接続は、FDDやボードの故障につながる可能性があります。


コネクタ着脱時の注意

コネクタを着脱するときは、ケーブル部分ではなく、必ずコネクタ本体を持って作業してください。
ケーブルを引っ張ると、ケーブルが抜けたり切れたりする可能性があります。

固い場合でも、無理にこじったり、基板側に横方向の力をかけたりしないでください。
コネクタやはんだ付け部分を破損する可能性があります。

また、このときの基板を持つ位置や、力のかかり方にも注意してください。
基板上の部品を壊してしまったり、ピンヘッダーに指が当たって曲げてしまったり、ピンが手に刺さることもあります。

特に、FDD電源ケーブルのBergコネクタは、ロックがかかる構造のため、取り外すときはかなり力が必要です。
十分に注意して作業をしてください。

また、FDD側の電源コネクタにも同様に力がかかります。
古いFDDでは、コネクタ部分やはんだ付け部分が劣化している場合があります。

FDD側の状態については本ボード側では判断できないため、使用するFDDの状態を確認しながら作業してください。


ソフトウェア

本ボードは、PCから Greaseweazle Host Tools を使用して操作をします。
Greaseweazle Host Tools は 本家Greaseweazle からダウンロードしてください。

👉 Greaseweazle Host Tool ダウンロードページ

基本的にはコマンドプロンプトやターミナル等から使用します。

ソフトウェアの使用方法等については、Greaseweazle本家のサイトを参照してください。、


動作確認

まずは、FDDを接続しない状態で、PCに本ボードをUSB接続してください。

Greaseweazle Host Toolsを使用して、以下のように認識確認を行います。

> ./gw info

Windows PowerShellの例

正常に認識されれば、Greaseweazleの情報が表示されます。

Host Tools: 1.23
Device:
  Port:     COM7
  Model:    Greaseweazle V4.1
  MCU:      AT32F403A, 216MHz, 224kB SRAM
  Firmware: 1.6
  Serial:   GW053C11222847000007E0A413
  USB:      Full Speed (12 Mbit/s), 128kB Buffer

Port,Serialは個体や動作環境によって異なります。

FDDを接続する場合は、ケーブルの向き、FDD電源、ジャンパー設定を確認してから接続してください。

5インチFDDで12Vを使用する場合は、12V ENABLE ジャンパーとACアダプタの仕様を確認してください。

その他、ボードのジャンパーや使用方法については、以下を参考にしてください。
👉 Greaseweazle V4.1 Setup


サポート範囲について

サポート対象は、購入したボードの初期不良確認や、しゃちらぼ製ボード固有の接続・ジャンパー・電源まわりの確認です。

以下の内容については、基本的にサポート対象外です。

  • Greaseweazle Host Toolsなど本家ソフトウェアの使い方
  • Greaseweazleのコマンドの使い方
  • 個別のFDの読み取り方法
  • 個別のFDの読み取り保証
  • 劣化したFDの復旧
  • 使用するFDDとの接続性や動作保証
  • FDD本体の修理
  • 各FDD固有のジャンパー設定調査
  • 各FDD固有の仕様調査
  • 各機種固有フォーマットの詳細解析
  • 本家Greaseweazleの仕様変更への個別対応

本ボードは、ある程度自分で調べながら試行錯誤できる方向けのボードです。


免責事項

本ボードは、古いFDDやFDを扱うための実験・解析向けのボードです。

本ボードを使用したことにより、FDD、FD、接続機器、保存データなどに不具合や損傷が発生した場合でも、しゃちらぼでは責任を負いかねます。

FDの内容が読み取れない場合や、読み取り作業後にFDが読めなくなった場合についても、保証の対象外です。

FDDやFDは、経年劣化や保管状態により、外観からは分からない不具合を抱えている場合があります。

接続方法、電源、ジャンパー設定、FDDやFDの状態を十分に確認したうえで、利用者の責任で使用してください。


お問い合わせ

購入したボードについての初期不良や、しゃちらぼ製ボード固有の接続に関する問い合わせは、購入時の取引メッセージ、またはしゃちらぼの問い合わせ先までお願いします。

お問い合わせ時は、できるだけ以下の情報を添えてください。

  • 使用しているPCのOS
  • 使用しているGreaseweazle Host Toolsのバージョン
  • 使用しているFDDの型番
  • 接続しているFDの種類
  • 実行したコマンド
  • 表示されたエラーメッセージ
  • 接続状態が分かる写真

写真があると、ケーブルの向きや電源接続の確認がしやすくなります。

なお、Greaseweazle Host Toolsなど本家ソフトウェアの使い方や、個別のFDの読み取り方法についてはサポート対象外です。

Greaseweazleのソフトウェアの使い方、コマンド、FDの読み取り方法、対応フォーマットなどについては、本家Greaseweazleの情報を参照してください。


入手方法

不定期にヤフオクとYahoo!フリマに出品しています。
本ページ右側にあるバナーを参照してください。
出品したときは、Xに告知します。
– 🐦 X(旧Twitter):@shachi_lab


関連ページ

👉 しゃちらぼブログ(Greaseweazle ボードの開発ストーリー)
👉 Greaseweazle しゃちらぼ版 のGitHub
👉 Greaseweazle 本家のGitHub

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