住民票の”届出日”が不詳に?〜行政DXの落とし穴〜
この記事について
この記事では、「住民票の写し」(以下、住民票と略)から「届出日」が突然消えていた件について、実際に体験したやりとりや気づいたことを、そのままの温度感で書いています。
行政DXの落とし穴と、現場で起きた“もやもや”を、あえてそのまま残しています。

🎀 行政DXって言うけど…記録が“非表示”になるのって、ちょっと怖いよね〜
📝 住民票の謎
きっかけは、コンビニで発行した1枚の住民票。
自宅に持って帰って妻に渡したら、
「……あれ?あなただけ“届出日”が『年月日不詳』になってるよ?」
ちょっと目を疑った。なにこれ?間違い?
昨年も住民票を取っていたので、昨年はどうなってるのか見比べてみた。
昨年の住民票には「〇年〇月〇日 職権で記載」って書いてあった
でも、今年のは昨年とはフォーマット自体も違っていたけど、
家族の住民票には、ちゃんと「届出日」が印字されているのに、僕のだけ“消えてる”。
「え?なんで僕だけ……?」
ちなみに、僕は生まれてからずっと同じ住所で、転出入の経験はなし。
なぜこんなことが起きたのか?
気になって区役所の出張所へ直接確認しに行きました。
🎀 家族の中で自分だけ記載が違うって、ちょっとゾッとするよね…!
🔄 システムの全国統一化が原因?
住民票を持って出張所の窓口へ直行。
番号札を取って、順番を待って、担当の方に事情を説明しました。
「去年の住民票には“届出日”があったんですが、今年のには『不詳』って書いてあるんです」
すると、開口一番、
「それ、今年からシステムが変わったんですよ」
へぇ…?
窓口での説明は次のようなものでした。
- 昨年まで:自治体独自の住民基本台帳システム
- 今年から:全国統一のシステムに移行
とのこと。
それに伴って、表示される項目が変わったと。
「届出日」もその影響で非表示になっているらしい。
🎀 えっ、“データはあるけど表示されない”って、どういうこと〜?!
🤨 えっ、それって……「載せない」ってこと?
担当さんはこう言います:
「データ自体は残ってるんですが、通常の出力項目に含まれていないんです」
え、それって「載せない」ってことじゃん。それも、何で僕だけ?
「でも、窓口で“備考欄に記載希望”と申し出れば、出してもらえますよ」
……いや、知らなきゃ言えないし。
「あと、コンビニ交付では出ません。窓口の紙で請求してください。」
おいおいおい……
🧩 僕だけアーカイブから?
ここでどうしても引っかかったのが、なぜ僕のだけ表示されていないのか? という点。
家族の住民票には「届出日」が載ってるのに、僕のだけ「不詳」=備考欄送り?
つまり……
「僕のだけ“アーカイブ扱い”なんじゃないの?」
もはや“移行”じゃなくて、“参照”されてるだけってこと?
だったらそれ、システム移行処理失敗じゃん。
🎀 それ、“アーカイブ住民”ってことなの…?それはちょっとヒドい〜!
不毛なやり取り
窓口との具体的なやり取りは次の通りです。
🗣️「国のシステム」と「区の判断」の責任転嫁
僕:「これは区のシステムからの移行ですよね?」
区:「はい、でも今は国のシステムです」僕:「移行するデータ項目は区が決めたんじゃないですか?」
区:「国の指針に従ってます」僕:「でも“どう従うか”は区が判断したんですよね?」
区:「はい、でも国の指針い沿ってます」僕:「作業は国じゃなく区の責任でやったんですよね?」
区:「はい、でも国の指針でやってます」
責任の所在が曖昧なまま、「国の仕様」「区の運用」がぐるぐる回る。
「誰が最終的に“載せない”と決めたのか?」 はっきりしない
それに、その作業にミスがあった可能性はないのか?って思いました。
🎀 ぐるぐる言い回すだけで、結局“どこが悪いのか”わからないままなんて…
🚧 データはあるが「隠れ項目」に
さらに続けて、以下のようなやり取りもありました。
僕:「結局、移行時にデータが欠落したんですよね?」
区:「いえ、残っています!」僕:「でも表示されないんですよね?」
区:「はい、希望すれば備考欄に記載します」僕:「知らなきゃ書けませんよね?」
区:「でも今知りましたよね?」僕:「他にもそういう“隠れ項目”がある?」
区:「その場合は、ここに“全部”と書いてください」僕:「“全部”って何?それに、なぜ備考欄に?」
これは、知らない人には気づかれない「隠れ仕様」のようなもので、疑問が深まりました。
🎀 知らなきゃ言えない仕様って…まるで隠しコマンドじゃん!
🔤文字情報って何?
また、こんなやり取りも:
僕:「移行前のデータもあるっていわれましたが、それってテキストデータなんですか?」
区:「文字情報です」僕:「じゃあ、文字コードで管理されたデジタルデータなんですよね?」
区:「文字情報です」僕:「画像データなの?」
区:「いえ、文字情報です」
……なんだそれ(笑)
もはや、「文字情報」という呪文を唱え続けるNPCのようでした。
🎀 “文字情報です”って言い続けるの、逆にこわいよ〜…
わざとやってるようにしか見えない。同じことを繰り返すっていうテクニック。
これ以外にもいろいろとやりとりしたけど、まったく話がかみ合わず、これ以上は無理と判断して退散しました。
後ろも順番待ってるし、ゴネてクレーマーみたいになってる気がして…
窓口に何言っても、どうしようもないのはわかるけど、せめて「担当部署に確認します」くらいは言ってほしかった。
👀 気づかれにくい仕様変更のリスク
今回のようなケースに気づく人は非常に少ないと思います。
- 昨年の住民票と比較する人は稀
- 「不詳」表示に疑問を持つ人はさらに稀
- 特定の状況下(引っ越しをしていない人など)でのみ起こる可能性
気づかれない問題は、ずっと放置されてしまうリスクがあります。
🎀 ふつう、住民票を前年と見比べる人なんて、そんなにいないもんね…
💬「仕様です」で止まる問題
現場の窓口では「仕様です」と済ませがちです。
しかし、「仕様通り」だからといって正しいとは限りません。
- 仕様自体が間違っている可能性
- 仕様の理解が誤っている可能性
- 仕様通りに実装されていない可能性
問題が「仕様」で片付けられ、システム担当者に届かないことが問題の本質です。
たぶん、窓口の担当者は仕様書すら見たことないはずです。
🎀 “仕様です”って便利な言葉だけど、責任から逃げる盾にもなっちゃうんだよね〜
🧠 シス担が一番知りたい情報が届かない
システム担当者にとって一番ありがたいのは、
「現場からの具体的なフィードバック」 です。
でも、
現場では「トラブルにしたくない」
「仕様」で済ませるほうが楽
窓口で止まって、システム担当に報告が上がらない
この状態では、バグも、仕様ミスも、誰にも気づかれないまま放置されてしまいます。
「まだ大ごとになる前にバグが見つかって良かった」
こんなふうに受け止めてくれる開発者もいるはずなのに……。
🎀 こういうの、シス担さんが知ってたら“即直し”してくれるかもしれないのにね…!
🧾 補足:「届出日」は何に使われるの?
「届出日なんて、別に使わなくない?」と思う方もいるかもしれません。
でも、実は意外と重要な場面で参照される情報です。
- 選挙の立候補時に求められる「居住要件」確認
- 一部行政サービスの受給資格の判断材料
- 民間手続きや証明書類での“いつからその住所に住んでいるか”の証明
つまり、単に「裏にデータはある」では不十分。
必要なときに“ちゃんと見える場所”にあることが大事なんです。
🎀 意外と“いつから住んでるか”って、大事なシーンで使われるんだよ〜!
✍️ 最後に
僕の「届出日」の削除は、単なる表記の省略ではなく、
別の項目や他人の情報も正しいことが保証できなくなり、
結果として、行政の基本になる住民基本台帳のデータそのものの
信頼性・透明性にかかわる問題でもあると思っています。
今回はたまたま前年の住民票が手元にあったから気づきましたが、
きっと気づいていない人もいるでしょう。
近いうちに、本庁に直接出向いて問い合わせてみようと思います。
窓口では、「届出日の表示が必要ですか?」って聞かれたので、
「今の僕には『届出日』が直接必要でなくても、亡き父が届け出をしてくれた記録が消えてしまうのは個人的にも寂しい」と伝えました。
データの背後には意味や歴史があることを意識してほしいなと思いました。
🎀 “心の記録”までシステム移行で消えちゃうなんて…さみしいよね
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